自己分析サポートの小さい節目

転職サイトの相談員を始めてもうすぐ1年になります。昨日で自己分析サポートのプログラムに関してはちょうど10人目でした。1時間枠で2つのアセスメントシート(価値観を示すキーワード選択・入社以来のモチベーション曲線作成)により、ご自身が「どのように働きたいか」と「自分の強み弱み」を分析し、自己理解を深めることで自分に合った業種・職種の選択やうまく言語された自己PRへ繋げるのが目標です。
まだ数は少ないですが、相談者は20代~30代で女性がやや多め、業種はIT系企業とSEと営業が多く、働きながらの検討中の方とすでに退社あるいは予定で就活中の方と半々くらいといった感じです。
 特徴的なのは、働きながらの方はやはり気持ちに余裕があり、自分を振り返る良い機会として利用してくれている様子で、一方就活中の方はエントリーシートを送ったが応答が少ないなどの就活の方向性に疑問を感じて自己分析をみ直しているためか、やや焦りや自己効力感の低下が見受けられました。
前者のタイプの方はスムーズに振り返りが進み自身の新たな発見もあり、今の会社の中でも生き生きと働ける可能性を感じてもらえた気がします。後者の方は、自己分析の中で辞めた経緯に関して他責に陥っている様子が多く、環境やライフスタイルを価値観を示すキーワードの上位にあげる傾向がありました。こういう場合は自身の振り返りが外に向いていることが多く、コンサルタントの力量が問われている気がしました。
因みに今日の相談者は30代女性の営業職で、担当先が変ったことで入社以来最も忙しくなり目の前の仕事を片付けるだけに追われて、このままでは無理で転職も考えたとの事でした。最初に遅い時間でお疲れ様と伝えると、ありがとうございますと優しい笑顔で感謝を伝えてくれ、自己分析の目的と内容を簡単に説明すると、自分は振り返りの機会があまりないので利用しましたと答えてくれました。ずっと接していて好印象でとてもコミュニケーション能力が高いのが判りました。最後にその能力を生かしながら周りと連携して課題を解決するときに自分の最も活躍できる姿をイメージしてもらえました。一方弱みは人に頼まれると断れないために一杯一杯に陥りやすい所ですが、ここは依頼される仕事の優先順位付けをうまく出来るようになり、仕事の取捨選択出来るのを目標にする事をお勧めしました。
 自己分析に関しては、その1時間の中での進め方は大分つかめて多少なりともお手伝いは出来るようになってきた気がします。さらに自己分析の結果を生かす次の行動へ向けての支援も興味が湧いてきました。来年は履歴書・エントリーシートの添削辺りも担当に挑戦したいと思っていきました。

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