オンライン「金の糸」

人生すころく「金の糸」をオンラインで知り合ったキャリコン仲間で出来ないかと思っていたら、Zoomの画面共有機能にある第2カメラのコンテンツが使えるのに気づきました。通常のカメラに加えてもう一台カメラを追加して、第2カメラですごろくシートを映すと他の参加者も同じシート上のすごろくでゲームが出来ると判りました。
早速全国各地の4名が中には子供が寝静まったところで参加し、順番になると各自用意したサイコロを振ってもらい、一枚のすごろくシートで「金の糸」が出来ました!JCDAのオンラインの研修ではすごろくは行わず予め用意した各年代のエピソードで行いっています。この方法の場合、偶然のマスの位置で決まる問いかけなので、事前に用意した予定調和ではない記憶も出てきて、リアルなすごろくに近いダイナミック感が得られました。勿論アセスメントとしても利用範囲が広がる可能性も感じました。

年末のバイト

 昨年末に頼まれた技術用語の校閲した本がようやく出ました。
MITの「SEEING SCIENCE」の日本語版「科学の可視化の世界」です。「見えない」ものを「見える」ようにする科学の可視化の試みを紹介する図鑑で、最後の方は博物館のジオラマや宇宙起源の想像図やアートとのかかわりなど。
 校閲と言っても、翻訳、校閲、監修はプロが既に居るので、私はあくまで技術用語の妥当性の校閲のみの担当でした。未経験でしたが会社時代の最後の方の専門分野とかぶっていたのでチャレンジ精神で請け負うことにしました。
 前半の顕微鏡のミクロから広大な宇宙のマクロ、さらに可視光では「見えないもの」を「見える」ようにする辺りは自分の専門分野でもあったので違和感なく読み込めました。さらに宇宙や後半の数値モデルやアートとの融合の所は知らない事も多くて楽しい勉強になりました。
 頼まれた時は翻訳自体は気にしなくて良いと言われましたが、結果的には英語の原文を訳して、翻訳上がりの原稿を並べてのチェックになりました。とは言え英語の翻訳は今の自分には無理だなぁ~と思い知りました。機会があればチャレンジもしたいけど・・・

税務署でアルバイト!

ここ数年は個人事業主開業や青色申告で訪れていた税務署のアルバイトの募集があるのを聞いて、まさに確定申告期間に臨時で開く会場に来られる方の申告サポートをしました。CFPで学んだ税金の知識を現場で試せる上に給料を貰えるお得なバイトのはずでしたが思った以上にタフな仕事でした。普通のサリーマンや年金受給者が医療費控除や住宅ローン控除初年度など判りやすいケースは一緒に関考えながら入力していけましたが、一筋縄では行かない沢山の株式の譲渡と配当の申請の方や外国人の海外の扶養家族の申請、過去何年間かの修正・更生申告をまとめてなどの時は正職員にヘルプでした。世の中いろんな人がいる、なんかキャリコンにも通じる世界でした。

技術用語の校閲

昨年末に関わった本が来月出版になりました。MITの科学教養書の日本語版「SEEING SCIENCE 科学の可視化の世界」です。私は翻訳された日本語の原稿の技術用語の妥当性のみの校閲を担当しました。本の出だしが以前会社で専門分野の光イメージングだったので興味も湧き未経験の仕事でしたがお受けしました。生体のミクロや広大な宇宙また有史時代の地球を可視化することで科学を分かり易くしようとする先人の試み、自分が仕事で研究結果を伝えるために行った様々な工夫とも重なり興味深かったです。

6課目コンプリート

 CFP最後の2課目の結果が出ました。2年かかりましたが6課目コンプリートしました。これであとはFP1級は学科免除で実技試験のみとなりました。
 お陰で個人のキャリアを支える保険・年金、資産運用、相続、不動産、タックスプランなどのプランニング知識は大分豊かになりました。その間に個人事業主開業・青色申告など普段の生活でも各種制度を理解しやすくなりました。その先はこの知見を如何に生かすかが来年の課題になそうです。
先ずはCFPの認定ののためのみなし実務研修を少しづつ受けてみたいと思います。まるでキャリコンのような顧客とのロープレ演習もあるようなので楽しみです。

久しぶりに覗く

研究者のSNS、ResearchGateを久しぶりに覗きました。
前勤めていた会社の研究開発職の時に、筆頭で4件、共著26件の論文を登録しまてあります。特許、社外表彰、書籍投稿に加えて自分自身で名前の残る研究開発職での足跡になります。
ホームを見ると以前共著者だった方が、未だに活躍されて論文を投稿しているのが判りました。
ちょっとゾクゾクする感じです。過ぎ去った記憶ではなく、かつて一緒に研究に携わった方々がリアルタイムで動いているのを感じ取れました。
良い刺激です。

会社を離れると出る話

会社を離れると出る話が、やはり「年金と確定申告」です。会社員の時は黙っていても会社が手続きやフォローしてくれますが、離れた習慣にフリー?放置状態になります。ネットでググれば必要な情報は得られますが、興味湧く話でもなく全体像の把握も難しいので置き去りのケースがあります。
先日、同じく会社を離れた確定申告未経験のフリーランスの友人と話していて改めて確認した内容はこんな感じでした。

◆サラリーマンでは無い第1号被保険者の年金の選び方
厚生年金の代わりに利用できる公的年金(国民年金の上乗せ分)は
iDeCo+国民年金基金 月6万8千円(上限)です。
例の付加年金は国民年金基金と併用は出来ないのがポイントです。
月400円と少ないながら、支給が2倍になるのでメリットしかないと言われますが、少額なので既に国民年金基金に入っていれば、止めるほどのメリットは無いかと思います。
その他に個人事業主であれば小規模企業共済と言う制度があります。
月1000~7万円積立て、従業員が退職あるいは事業主が事業を廃止する時にも退職金扱いになります。
例えば、現在企業と協業している仕事を個人で引き継いで開業する場合は検討の価値があるかも知れません。
何れも社会保険料控除になるので確定申告の際の所得税を減らす効果があります。

◆青色申告のメリット
①特別控除(e-Taxは65万)
②純損失の繰り越し控除 事業規模問わず3年間繰り越し
③事業専従者給与の要件が広い
④開業時の費用を計上できる。
⑤少額減価償却資産の特例が使える
なので売り上げが増えるタイミングの①や事業を始める時の投資が大きい場合の②になると思います。

◆白色申告のメリット
その他の損益通算、固定資産の減価償却(⑤以外)は白色申告でもOKです。
例えば公的年金受給に含まれる所得税や業務委託の報酬に引かれている消費税やアルバイト給与の源泉徴収が戻る場合があります。
その場合とは所得から必要経費、社会保険料控除(上の年金掛け金など)、医療費控除、人的控除(基礎控除、etc)など引く減額効果があります。

このほか、開業のメリットタイミングも機会があれば確認したいと思います。

2日目の学び(2)

続きです。自己概念の揺らぎと影にたいする質問に対して、
自己概念のゆらぎの話の中で、「ゆらぎって良く判らない。」の質問がありました。これに対しては講義の中で一度出たイソップ童話の「酸っぱい葡萄」の話を挙げてました。
「お腹を空かせた狐は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。食べようとして懸命に跳び上がるが、実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。何度跳んでも届くことは無く、狐は、怒りと悔しさから「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。」出典: ウィキペディア(Wikipedia)ですね。
講師は、この狐は想像ですが、自分はジャンプ力はある方だと周りからも認められ自慢だった。それが葡萄に届かなくて、その自慢の能力が足りない事実に遭遇した時にそれを受け留めることが出来きなかった。そこから目をそらすために「あの葡萄は酸っぱくてまずから取れなくてもよい」と正当化し、自身のプライドを守っていると捉えられます。この狐にとって自分の自慢の能力が足りない事実を知った時の不安な気持ちが自己概念の揺らぎと言えるのでは?との説明でした。判りやすい例だと思いました。
因みに私自身はゆらぎは自分の足元が揺れているイメージです。心の中にある長く気づきあげて堅牢と思っていた価値観の地面が揺れている感じです。

次に自己概念の影って?については影と言うと暗い感じになるの声が何人から挙がりました。これに対しては「自己概念の片りん」とすると判りやすいかもしれません。確かに!クライエントの言葉の切れ端にかすかに残る片りんのような価値観を現す表現ですね。
例えば今回の逐語の中でわたしが片りんを感じたのは、結婚相手が海外赴任する事になり、今の仕事を辞めなければならないと悩んでいる女性が、相手から「向こうに行ったら何も仕事しなくていいからと”普通”に言われたんです。」の普通って言葉の持つ違和感ですね。こちらが悩んでいる重みと相手は何とも思っていない温度差を表している気がします。

2日目の学び(1)

昨日の養成講座スタッフは2日目でした。2日目は自己概念、経験代謝、カウンセリング3条件(受容・共感・自己一致)のJCDAにしかないコア部分です。やはり質問も多かったですが、それに対する講師の回答はとてもいい学びになりました。先ず一つ目。
自己概念の所で質問や感想を受け付けたところ、自己概念そのものでは無いが「就活の頃に自己分析でマニュアル本を基に学生生活やアルバイトの経験で得たものを落とし込もうとして、かえって自分が何なのか判らなくなった事を思い出しました。」との感想がありました。
講師は自己概念は自分と自分を取り巻く世界の捉え方ですが、ある理論家はこの自分とは、その人の興味、能力、価値観で構成されるとも言っています。就活のミスマッチでよくあるのは、就活生がいわゆるガクチカを聞かれた際に、経験を通して達成した結果や得た能力やスキルを聞かれていると思い込んでいることが多いと指摘しました。求人側は、むしろ経験を通して本人が気づいた自分つまり興味や価値観を知ることで、目指す仕事に合っているかを判断している。例えば、アルバイトで人と接する中で得た接客スキルを聞きたいのでは無く、人と交流する中で生き生きとする自分を知ったといった自身の価値観を知りたいのでは?でした。
学生の段階では自己概念の中でも能力・スキルよりも自分自身の興味・価値観、自分は何なのかを自己分析を通して知ることが大事なんですね。

答えが少し

今日2022年第1回のCFPの結果が出ました。受験した金融資産設計とタックスプランの2科目とも自己採点通り合格でした。金融資産は6科目中最もなじみの薄い資産運用や銀行の預金だったので初めてDVD教材を購入して何とか乗り切りました。人の声で説明を聞くと無味乾燥な言葉が意味を持って入ってくるのが不思議でした。
次の11月で残り不動産運用設計、相続事業継承の2課目で6課目コンプリート!
テキストだけ残してお世話になった過去問題集やDVDをメルカリに出品したところ、早速売れました。同じように挑んでいる人いるんですね~。見えない仲間がいる感じ。彼是FPをチャレンジ初めてもうすぐ2年、結構な沼ですが最後の1級も見えてきたのでやり切りたいと思います。
この資格とってどうするのは常に付きまといますが、先日受けた厚労省の「中高年齢者支援のためのキャリアコンサルタント向け研修」の中で答えが少し見つかったかもしれません。講師の中にFP資格を持った方もいて、この世代は転職やリタイアにおいて年金や家族のライフイベントにおけるマネープランに関する知識は役立つ機会が多そうでした。先ずは今年いっぱいはやり切ろうかなとモチベーションが湧きました。