6課目コンプリート

 CFP最後の2課目の結果が出ました。2年かかりましたが6課目コンプリートしました。これであとはFP1級は学科免除で実技試験のみとなりました。
 お陰で個人のキャリアを支える保険・年金、資産運用、相続、不動産、タックスプランなどのプランニング知識は大分豊かになりました。その間に個人事業主開業・青色申告など普段の生活でも各種制度を理解しやすくなりました。その先はこの知見を如何に生かすかが来年の課題になそうです。
先ずはCFPの認定ののためのみなし実務研修を少しづつ受けてみたいと思います。まるでキャリコンのような顧客とのロープレ演習もあるようなので楽しみです。

久しぶりに覗く

研究者のSNS、ResearchGateを久しぶりに覗きました。
前勤めていた会社の研究開発職の時に、筆頭で4件、共著26件の論文を登録しまてあります。特許、社外表彰、書籍投稿に加えて自分自身で名前の残る研究開発職での足跡になります。
ホームを見ると以前共著者だった方が、未だに活躍されて論文を投稿しているのが判りました。
ちょっとゾクゾクする感じです。過ぎ去った記憶ではなく、かつて一緒に研究に携わった方々がリアルタイムで動いているのを感じ取れました。
良い刺激です。

会社を離れると出る話

会社を離れると出る話が、やはり「年金と確定申告」です。会社員の時は黙っていても会社が手続きやフォローしてくれますが、離れた習慣にフリー?放置状態になります。ネットでググれば必要な情報は得られますが、興味湧く話でもなく全体像の把握も難しいので置き去りのケースがあります。
先日、同じく会社を離れた確定申告未経験のフリーランスの友人と話していて改めて確認した内容はこんな感じでした。

◆サラリーマンでは無い第1号被保険者の年金の選び方
厚生年金の代わりに利用できる公的年金(国民年金の上乗せ分)は
iDeCo+国民年金基金 月6万8千円(上限)です。
例の付加年金は国民年金基金と併用は出来ないのがポイントです。
月400円と少ないながら、支給が2倍になるのでメリットしかないと言われますが、少額なので既に国民年金基金に入っていれば、止めるほどのメリットは無いかと思います。
その他に個人事業主であれば小規模企業共済と言う制度があります。
月1000~7万円積立て、従業員が退職あるいは事業主が事業を廃止する時にも退職金扱いになります。
例えば、現在企業と協業している仕事を個人で引き継いで開業する場合は検討の価値があるかも知れません。
何れも社会保険料控除になるので確定申告の際の所得税を減らす効果があります。

◆青色申告のメリット
①特別控除(e-Taxは65万)
②純損失の繰り越し控除 事業規模問わず3年間繰り越し
③事業専従者給与の要件が広い
④開業時の費用を計上できる。
⑤少額減価償却資産の特例が使える
なので売り上げが増えるタイミングの①や事業を始める時の投資が大きい場合の②になると思います。

◆白色申告のメリット
その他の損益通算、固定資産の減価償却(⑤以外)は白色申告でもOKです。
例えば公的年金受給に含まれる所得税や業務委託の報酬に引かれている消費税やアルバイト給与の源泉徴収が戻る場合があります。
その場合とは所得から必要経費、社会保険料控除(上の年金掛け金など)、医療費控除、人的控除(基礎控除、etc)など引く減額効果があります。

このほか、開業のメリットタイミングも機会があれば確認したいと思います。

2日目の学び(2)

続きです。自己概念の揺らぎと影にたいする質問に対して、
自己概念のゆらぎの話の中で、「ゆらぎって良く判らない。」の質問がありました。これに対しては講義の中で一度出たイソップ童話の「酸っぱい葡萄」の話を挙げてました。
「お腹を空かせた狐は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。食べようとして懸命に跳び上がるが、実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。何度跳んでも届くことは無く、狐は、怒りと悔しさから「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。」出典: ウィキペディア(Wikipedia)ですね。
講師は、この狐は想像ですが、自分はジャンプ力はある方だと周りからも認められ自慢だった。それが葡萄に届かなくて、その自慢の能力が足りない事実に遭遇した時にそれを受け留めることが出来きなかった。そこから目をそらすために「あの葡萄は酸っぱくてまずから取れなくてもよい」と正当化し、自身のプライドを守っていると捉えられます。この狐にとって自分の自慢の能力が足りない事実を知った時の不安な気持ちが自己概念の揺らぎと言えるのでは?との説明でした。判りやすい例だと思いました。
因みに私自身はゆらぎは自分の足元が揺れているイメージです。心の中にある長く気づきあげて堅牢と思っていた価値観の地面が揺れている感じです。

次に自己概念の影って?については影と言うと暗い感じになるの声が何人から挙がりました。これに対しては「自己概念の片りん」とすると判りやすいかもしれません。確かに!クライエントの言葉の切れ端にかすかに残る片りんのような価値観を現す表現ですね。
例えば今回の逐語の中でわたしが片りんを感じたのは、結婚相手が海外赴任する事になり、今の仕事を辞めなければならないと悩んでいる女性が、相手から「向こうに行ったら何も仕事しなくていいからと”普通”に言われたんです。」の普通って言葉の持つ違和感ですね。こちらが悩んでいる重みと相手は何とも思っていない温度差を表している気がします。

2日目の学び(1)

昨日の養成講座スタッフは2日目でした。2日目は自己概念、経験代謝、カウンセリング3条件(受容・共感・自己一致)のJCDAにしかないコア部分です。やはり質問も多かったですが、それに対する講師の回答はとてもいい学びになりました。先ず一つ目。
自己概念の所で質問や感想を受け付けたところ、自己概念そのものでは無いが「就活の頃に自己分析でマニュアル本を基に学生生活やアルバイトの経験で得たものを落とし込もうとして、かえって自分が何なのか判らなくなった事を思い出しました。」との感想がありました。
講師は自己概念は自分と自分を取り巻く世界の捉え方ですが、ある理論家はこの自分とは、その人の興味、能力、価値観で構成されるとも言っています。就活のミスマッチでよくあるのは、就活生がいわゆるガクチカを聞かれた際に、経験を通して達成した結果や得た能力やスキルを聞かれていると思い込んでいることが多いと指摘しました。求人側は、むしろ経験を通して本人が気づいた自分つまり興味や価値観を知ることで、目指す仕事に合っているかを判断している。例えば、アルバイトで人と接する中で得た接客スキルを聞きたいのでは無く、人と交流する中で生き生きとする自分を知ったといった自身の価値観を知りたいのでは?でした。
学生の段階では自己概念の中でも能力・スキルよりも自分自身の興味・価値観、自分は何なのかを自己分析を通して知ることが大事なんですね。

答えが少し

今日2022年第1回のCFPの結果が出ました。受験した金融資産設計とタックスプランの2科目とも自己採点通り合格でした。金融資産は6科目中最もなじみの薄い資産運用や銀行の預金だったので初めてDVD教材を購入して何とか乗り切りました。人の声で説明を聞くと無味乾燥な言葉が意味を持って入ってくるのが不思議でした。
次の11月で残り不動産運用設計、相続事業継承の2課目で6課目コンプリート!
テキストだけ残してお世話になった過去問題集やDVDをメルカリに出品したところ、早速売れました。同じように挑んでいる人いるんですね~。見えない仲間がいる感じ。彼是FPをチャレンジ初めてもうすぐ2年、結構な沼ですが最後の1級も見えてきたのでやり切りたいと思います。
この資格とってどうするのは常に付きまといますが、先日受けた厚労省の「中高年齢者支援のためのキャリアコンサルタント向け研修」の中で答えが少し見つかったかもしれません。講師の中にFP資格を持った方もいて、この世代は転職やリタイアにおいて年金や家族のライフイベントにおけるマネープランに関する知識は役立つ機会が多そうでした。先ずは今年いっぱいはやり切ろうかなとモチベーションが湧きました。

養成講座は進化した!

この4か月余り第21回養成講座のスタッフを担当しました。キャリアコンサルタントの養成講座は、第14回を受講以来2年半ぶりでした。
この間に職業能力開発促進法の省令の変更で養成講習140時間から150時間(演習時間は60時間から70時間)になり、我々の頃の10日から12日間に増えていました。その代わりスタートが9:00から9:30に遅くなりましたが、日数の増加の方がボリューム感はある気がしました。どうやら17回からカリキュラムも変わったようで、最近勉強会の受験生のレベルが上がったと感じていた理由が判った気がしました。

視聴映像は今どきの企業セルキャリアドックやLGBTQの部分は新しくなってましたが、基本的なテキストやシートはほぼ同じでした。今更のように気づきましたが、視聴映像のナレーションと2日目のロープレが養成講座の講師が担当され、まるでお世話になった講師が横に居るような不思議な感覚でした。

大きく変わったと感じたのは実技対策の部分でした。ここに増えた10時間が充てられているようでした。
例えば、統合ロープレ(15分以上、3人一組フィードバックあり)が3日目から9回ありました。しかも後半3回はラーニングサポーターが各グループに参加と手厚いサポートでした。我々の頃は代表ロープレ以外はテーマを決め短い時間のワーク程度で、傾聴とラポールの形成を目標としたものでした。今回は講義の中でも経験代謝を念頭に意図を持った問いかけをするように指導され、受講生もロープレの中でその問いかけを試みてました。また10日目には逐語に対する論述試験の問3、4に相当する質問のワークがあり、回答のそのものではありませんが回答のポイントを示す説明もありました。かなり以前より実技試験や実務を意識したような内容で「養成講座は進化した!」と思える内容でした。

私自身も講師の計らいで、人数が足りない時は度々クライエントやオブザーバーで参加し、良い学びをする事が出来ました。スタッフを受ける際は2年前の講座内容の復習程度のつもりでしたが、むしろ前回の講義の先の部分を学ぶ良い機会になりました。次の22回も担当して、次は少し余裕をもってロープレにも参加できればと思います。

開業の振り返り

知り合いと開業の話になり、自分自身の昨年の開業から先日の青色申告まで大まかかな流れを振り返りました。
①屋号と事業内容を決める。
屋号結構悩みました。このJOBCASAアパート名みたいで少し後悔してます。
②開業届・青色申告承認申請書を提出。
この時は開業free(無料)を使いました。
③事業用口座を開く。
手数料の低いGMOあおぞらネット銀行とPayPayに開設しました。GMOは出金明細発行など使いやすいです。
④屋号のドメインとレンタルサーバ契約しHP開設
事業用口座開設時に事業を示す事業計画書、HP、ちらしが必要な場合だったので③の先に作りました。使ったことのあるLolipopとムームードメイン
⑤確定申告に向けクラウド会計ソフト
free・マネフォ・弥生の中から仕訳の電話応答のある弥生を選択
⑥開業費の扱いなど確定申告で不明なこと相談
弥生サポート→国税電話相談→所各税務署相談(予約)、個別なことはやはり税務署でした。とっても親切に教えてくれえるので税務署のイメージ変わりました。
⑦e-Tax登録し会計ソフトと連携して申告提出
と言った感じです。結構いろいろなことありました。

学び続けている辺り

養成講座のスタッフ2日目になりました。初日は初めての場所と配信セットアップ、講師との初顔合わせ、オンライン講座の進行など慌ただしく講義も上の空でした。2日目は自己概念・経験代謝というJCDAが最も大切にする「(ある意味)JCDAのありたい姿」だったので講師も力が入ってました。受講生の頃の私には今一つピンと来なかった辺りです。少し余裕が出て聞き始めた話の中では問いかけの意図の所はとっても参考になりました。これまでCLの感情を示す言葉を見逃さず拾って伝え返しやそこから問いをする際に、その問いの意図は深く考えて せんでした。問いの意図は二つあり、一つは相談者の経験の再現のための事柄への問、例えば「いつ、どこで、どんな風にその話を聞いたんですか?」。もう一つは感情を示す言葉を拾いながら、例えば「その時の悔しい気持ちって、どんな感じですか?」とその感情を現すのにもっと適切な言葉を問うことで、その感情の源になる相談者の自己概念を知る意図です。何れも経験代謝サイクルに必要な問いであり、また相談者の変化(コンサルティング前後)を意図する係わり行動なんですね!深いです。

一周回って…

4月からキャリアコンサルタント養成講座のスタッフの仕事を始めることにしました。キャリコンに関しては転職サイトの相談員や受験生サポートなど月に数回のペースで続けていますが、専門機関の様に周りのフィードバックが有る環境では無いため自分自身の成長を確認する機会がありませんでした。養成講座を出てはや2年、一周回って振り戻しの感はありますが、来年技能検定にチャレンジする事も考えると、一度原点に戻り受講生と一緒に学び、かつ自分のカウンセリングを試す機会として申し込みました。と言うことで来月から、企業研修の事務局、転職サイトの相談員、養成講座のスタッフ、受験生サポート、モノづくりラボ会議開催と何れも週1月1ですが合わせると結構忙しくなりそうです。しかも全てオンライン!昨年末に整備したテレワークインフラが十分活用できそうです。